また夢ンなるといけねえ

成績不振の男子大学生。2018年1月まで新聞サークルにうつつを抜かしていた。堺―大阪―神戸が生活の拠点。

雑文

五輪一色はもうしんどい

世間の関心が一つに集まっている時に、それ以外の世の中の出来事もちゃんと伝えてバラエティーを確保することはメディアの役割の一つである。テレビはライブメディアである以上、その役割をはたすのは難しいかもしれない。だけど新聞ならまだその余地がある…

ひとまず脇役を全うする先輩

先輩手製の号外が配られた途端に宴会場のあちこちから歓声が上がり、拍手が沸く。スポーツ紙風にデザインされた「交際」の大見出しの横には別の2人の先輩のツーショット写真。中には今さっき、先輩の薬指に見えたものと同じペアリングが輝いている。 先月引…

新聞の楽しさを取り戻す――報道サークル引退に際して

最近出掛け際に日経新聞の朝刊をカバンに入れて、電車の中で読む習慣を始めた。 別に就職活動が近いからではない。電子版も整備されスマートフォンでも簡単に記事を読めるこのご時世、車内で紙の新聞を器用にめくりながら記事を読んでいくおじさんの振る舞い…

野中広務氏死去…各紙の評伝を読む

官房長官や自民党幹事長などを歴任した野中広務氏が26日午後に亡くなった。評伝記事の読み比べをしたかったので、朝毎読産日の全国5紙と京都、神戸の地方2紙を購入した*1。今回はその感想を書き留める。なお野中氏死去関連の記事の見出しや扱いについて…

共同通信の記事差し替え問題を考察する

京都大iPS細胞研究所の論文不正問題に関連して共同通信が1月25日、問題の論文を掲載した米科学誌の創刊に同研究所の山中伸弥所長が深く関与していたという内容の記事をウェブで配信し、多くの批判が集まった。さらに数時間後、この記事と同じURLに…

西部邁氏自殺報道をWHOガイドラインと照らし合わせる

1月21日午前、評論家の西部邁さんが亡くなった。自殺とみられている。自殺報道はその内容によって、報道に接した人による後追い自殺を誘引しかねないとして、慎重にされるべきだとの考えがあり、世界保健機関(WHO)もガイドラインを作っている。今回…

引退おめでとう

「引退おめでとうございます」 この取材でもう新聞部は引退なんです、と取材で幾度となくお世話になったあるボランティアサークルのOGに告げるとこう言われた。別のOBが「いやいや、おめでとうじゃなくて、お疲れ様でしたやろ」とツッコミを入れ、場が和…

近藤美矩ニュースデスク

暇なときはTBSラジオをずっと聴いている。日中の帯番組では1、2時間くらいおきにニュースのコーナーがあり、これをニュースデスクという係の人が担当している。中村尚登さんや柴田秀一さん、今はテレビに異動されてしまったが内山研二さんあたりが有名…

うさんくさいと切り捨てずに

新聞部員として最後の紙面編集を終えた日の翌朝、抜け切らない疲れにとらわれた体を無理に起こし、1階のリビングに降りてテレビを付けた。情報番組のスポーツコーナーは、平昌五輪に出場するスノーボード平野歩夢選手の密着リポートを流していた。 前回ソチ…

涙について(2)

我が家は2世帯住宅で、70代になる父方の祖母が一緒に暮らしている。 還暦になる頃には既に耳が遠かったこともあり、元々コミュニケーションはスムーズに取れなかったが、最近は認知症が進み機械類はまず扱えなくなった。1年半前ほど、コンロの火を付けっ…

校閲担当の元日

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。 新聞部校閲担当として元日にテレビを見ながら考えたことをメモします。 ▽明治維新 午前0時15分。新年最初のNHKニュース(総合テレビ、高橋康輔アナウンサー)で安倍首相の年頭所…

同じ日本語なのに、話す言葉が違うという感覚

ご存じの通り僕は陰湿で根暗な人間だ。人とのコミュニケーションに関して日々問題を感じている。同じ日本語を喋っているのに、お互いが話している言語がなんとなく違うという感覚が生じる相手が所属する新聞部内ですら複数人いる。いわんや部外をや。念のた…

Do you remenber?

Do you remember? と言っても9月21日の夜のことではありませぬ。今年6月22日の夜、新聞部の入稿で宿泊を余儀なくされた。後輩が作った紙面案の出来が良いものではなく、編集を立て直す必要に迫られたからだった。 泊まったのは面の編集に関して責任を…

夜を越えるのは、難しい

前回「夜が明ければ分かることなのに」と書いた人間が、まるで前言撤回するように、こんなタイトルを付けるのはどうかしているのかもしれない。 だけど、これもまた、事実。夜を越えるのは、難しい。 夜、自室で独り布団に入り、傍らにパソコンとかスマート…

夜が明ければ分かることなのに

台風の中の選挙 23日夜の一報に声を失った。台風21号の大雨で冠水した三重県度会町の県道の脇で、水没していた乗用車の中から23日朝発見された29歳の男性が、NHKから委託された会社のアルバイトとして前夜の衆院選開票関連の報道業務に当たってい…

涙について(1)

「泣いてる選手にコメント取りに行かなあかんのかな……」 キャップがつぶやいた。朝から続いた雨はいよいよ本降りになり、試合は七回終了後に中断。キャップと僕は球場三塁側のカメラマン席で、ツイート速報の文を打ち込みながら待機していた。多分雨はやまな…

カズオ・イシグロ氏ノーベル文学賞、各紙読み比べ

2017年10月6日付の各紙朝刊 今年のノーベル文学賞はカズオ・イシグロ氏に授与される。日本時間の5日夜に飛び込んだ速報で、号外を出した新聞社もあった。今回は6日付の各紙朝刊を読み比べる。今回は通学先の大学図書館で閲覧できた朝日(大阪発行1…

新聞レイアウト考(2)見開きの考え方

追記(2017年9月27日) 所属する新聞部の紙面はタブロイド判です。ブランケット判では考え方が若干異なる可能性もあります。ご容赦ください。 新聞部で部員教育を担当しているので、紙面の作り方について解説を求められることが多く、その資料を作ろ…

新聞レイアウト考(1)視線の流れ

新聞部で部員教育を担当しているので、紙面の作り方について解説を求められることが多く、その資料を作ろうとしている。本稿はその下敷きにするための備忘録である。 新聞のレイアウトの独特さ 新聞は数多くの情報を限られたスペースに詰め込む必要がある。…

松本人志と太田光

日野皓正事件への太田の批判 世界的なトランペット奏者の日野皓正氏が、東京都世田谷区教育委員会の体験事業として区内の中学生で結成された「ドリームジャズバンド」のコンサート中に、ドラムソロを叩き続けた男子生徒を制止し舞台上で往復ビンタしたのでは…

沖縄旅行録=3日目(29日)、最終日(30日)

サークルの旅行で8月27日から3泊4日の行程で沖縄を訪ねた。幹事が自由行動の時間を長めに取ってくれたこともあり参加者の中でも多少、訪問地は異なるが、僕は那覇市、恩納村、北谷町、名護市の4市町村を訪問した。僕の沖縄訪問は初めてである。 今回は…

沖縄旅行録=2日目(28日)

サークルの旅行で8月27日から3泊4日の行程で沖縄を訪ねた。幹事が自由行動の時間を長めに取ってくれたこともあり参加者の中でも多少、訪問地は異なるが、僕は那覇市、恩納村、北谷町、名護市の4市町村を訪問した。僕の沖縄訪問は初めてである。 今回は…

内閣改造の記事読み比べ

おことわり この原稿は2017年8月3日に途中まで書いて放ったらかしにしていたものです。今から完成させるのも面倒なので、とりあえず中途半端なままではありますが公開しておきます。何かのメモとして役に立てば幸いです。

W杯出場決定翌日の朝刊1面

8月31日、サッカー男子日本代表はロシアW杯アジア最終予選で豪州に2―0で勝ち、6大会連続出場を決めました。翌日朝刊、各紙でどのように扱ったかのメモです。 いずれも最終版紙面の一面で、記事の扱い順に見出しを並べました。「▽」は同面中の関連記事…

沖縄旅行録=初日(27日)

サークルの旅行で8月27日から3泊4日の行程で沖縄を訪ねた。幹事が自由行動の時間を長めに取ってくれたこともあり参加者の中でも多少、訪問地は異なるが、僕は那覇市、恩納村、北谷町、名護市の4市町村を訪問した。僕の沖縄訪問は初めてである。 今回は…

見出しの付け方

新聞の見出しは、記事の要点を一言で表すことで読者に内容の理解を促す仕掛けだ。今度、新聞部で見出しの付け方講座を開くので、その教材に使う実例を書き留める。 なお新聞の見出しは平均的な重要度の記事で、主見出しと脇見出しの2本となることが多いが、…

「慣れ」に勝る「性格」

引っ込み思案の内向きな人間がなぜか学生記者を続けているのだが、そういう性格が変わるわけではなくやはり今も対人コミュニケーションは苦手なままだ。特に対外的に電話をしなければならないときは、しばらくの逡巡・躊躇を経て、緊張しつつ意を決して受話…

新着メールが待ち遠しかった時代

先日、ツイッターのフォロワーが「メールの問い合わせ」について触れていて懐かしさを覚えた。 つまり携帯電話のメールアプリは定期的に新着メールがサーバーにあるかどうかを確認し、ある場合はその旨を通知をするわけだが、その定期的な更新作業とは別にユ…

川は悪臭を放った

午後10時にアルバイトを終えて、大阪の土佐堀川沿いを歩いた。普段は盛り土の上に敷かれた道路から、夜の川を見下げるだけだが、気が向いて階段を降りて流れの間際まで近寄ってみた。親水護岸は青白い明かりに照らされ、東側には脚がオレンジにライトアッ…

「新着」を調べた

21日の日本テレビ番組「NEWS ZERO」で見出しに「新着」という表現があった。速報の意味なのだろうと推察。そこで、ふと「新着」という言葉が使われ始めたのはいつなんだろうと思った。メールが普及する前に「新着」という言葉はあったのだろうか。…