また夢ンなるといけねえ

成績不振の大学生が書く、日記とかメディアの話とか。幾度となく開設しては閉鎖してを続けてきた我がブログ遍歴。今度は末永く続くように。

報道サークル回想

オチがない話

「気を張らなくて済むようになったよな」という同期の言葉が一番的を射ているように思った。1月に引退した報道サークルで仕事を協働することの多かった同期は院進志望だから、留年予定の僕同様、就職活動はしていない。今はそれぞれ進路に関する多少の不安は…

「先生」呼ばわり

報道サークル時代、同期には優秀な部員が多く何人か「先生」呼ばわりされる人間がいたが、僕はその筆頭格だったと思う。部員教育の主担だったし、ことあるごとに研修会をやったり教材を作ったりしたからまあそりゃそうなるかという感じだが、僕は「先生」と…

ひとまず脇役を全うする先輩

先輩手製の号外が配られた途端に宴会場のあちこちから歓声が上がり、拍手が沸く。スポーツ紙風にデザインされた「交際」の大見出しの横には別の2人の先輩のツーショット写真。中には今さっき、先輩の薬指に見えたものと同じペアリングが輝いている。 先月引…

新聞の楽しさを取り戻す――報道サークル引退に際して

最近出掛け際に日経新聞の朝刊をカバンに入れて、電車の中で読む習慣を始めた。 別に就職活動が近いからではない。電子版も整備されスマートフォンでも簡単に記事を読めるこのご時世、車内で紙の新聞を器用にめくりながら記事を読んでいくおじさんの振る舞い…

引退おめでとう

「引退おめでとうございます」 この取材でもう新聞部は引退なんです、と取材で幾度となくお世話になったあるボランティアサークルのOGに告げるとこう言われた。別のOBが「いやいや、おめでとうじゃなくて、お疲れ様でしたやろ」とツッコミを入れ、場が和…

うさんくさいと切り捨てずに

新聞部員として最後の紙面編集を終えた日の翌朝、抜け切らない疲れにとらわれた体を無理に起こし、1階のリビングに降りてテレビを付けた。情報番組のスポーツコーナーは、平昌五輪に出場するスノーボード平野歩夢選手の密着リポートを流していた。 前回ソチ…

同じ日本語なのに、話す言葉が違うという感覚

ご存じの通り僕は陰湿で根暗な人間だ。人とのコミュニケーションに関して日々問題を感じている。同じ日本語を喋っているのに、お互いが話している言語がなんとなく違うという感覚が生じる相手が所属する新聞部内ですら複数人いる。いわんや部外をや。念のた…

Do you remenber?

Do you remember? と言っても9月21日の夜のことではありませぬ。今年6月22日の夜、新聞部の入稿で宿泊を余儀なくされた。後輩が作った紙面案の出来が良いものではなく、編集を立て直す必要に迫られたからだった。 泊まったのは面の編集に関して責任を…

涙について(1)

「泣いてる選手にコメント取りに行かなあかんのかな……」 キャップがつぶやいた。朝から続いた雨はいよいよ本降りになり、試合は七回終了後に中断。キャップと僕は球場三塁側のカメラマン席で、ツイート速報の文を打ち込みながら待機していた。多分雨はやまな…

沖縄旅行録=3日目(29日)、最終日(30日)

サークルの旅行で8月27日から3泊4日の行程で沖縄を訪ねた。幹事が自由行動の時間を長めに取ってくれたこともあり参加者の中でも多少、訪問地は異なるが、僕は那覇市、恩納村、北谷町、名護市の4市町村を訪問した。僕の沖縄訪問は初めてである。 今回は…

沖縄旅行録=2日目(28日)

サークルの旅行で8月27日から3泊4日の行程で沖縄を訪ねた。幹事が自由行動の時間を長めに取ってくれたこともあり参加者の中でも多少、訪問地は異なるが、僕は那覇市、恩納村、北谷町、名護市の4市町村を訪問した。僕の沖縄訪問は初めてである。 今回は…

沖縄旅行録=初日(27日)

サークルの旅行で8月27日から3泊4日の行程で沖縄を訪ねた。幹事が自由行動の時間を長めに取ってくれたこともあり参加者の中でも多少、訪問地は異なるが、僕は那覇市、恩納村、北谷町、名護市の4市町村を訪問した。僕の沖縄訪問は初めてである。 今回は…

「慣れ」に勝る「性格」

引っ込み思案の内向きな人間がなぜか学生記者を続けているのだが、そういう性格が変わるわけではなくやはり今も対人コミュニケーションは苦手なままだ。特に対外的に電話をしなければならないときは、しばらくの逡巡・躊躇を経て、緊張しつつ意を決して受話…

肩書につかまる

僕が身を置くサークルは、3年生の1月上旬が引退期なのだが、その2週間後くらいに「新年会」と称して引退生を労う飲み会が行われる。 このとき、引退生の寄稿をまとめた小冊子が配られる。内容は、3年間の自身の活動を振り返ったものや、後輩へのメッセー…

先輩の言葉に興醒めした僕

所属する新聞サークルもついに代替わりの時期が来た。1月号の紙面製作を終えると同時に、3年生が引退した。僕ら2年生が最高学年になる。 これまでにないほど進捗が進まず、てんやわんやになりながら、なんとか紙面校正が終わり出稿を終えた。僕は校正の責…

きれいな街がのこす記憶

神戸市内の大学に通い始めた頃、高校・大学共通の先輩が飯に誘ってくれたことがある。キャンパスは六甲山の斜面に位置し、周りに学生街はない。駅まで下りてやっと店が出てくる。その時も先輩と2人で歩いて坂、というよりも山を下りた。先輩は地形観察が好…

ワーク・アンド・ライフ・バランスって何だ

高校1年の時に学生記者として報道に携わり始めてから、もう5年半が過ぎた。 僕は、報道をやる人間は四六時中報道のことを考えるしかない時期を経験すると思っている。いや、そういう時期を経験しないような記者は、記者としての感性に欠ける。全うに報道を…

学生記者のやりきれなさ

インカレの新聞サークルで学生記者をしている。インカレと言ったが、厳密に言えば各大学の新聞部の連合体という感じ。各大学の新聞として発行し、1面と最終面は各大学ローカルの話題を扱い、中面は関西の大学全体のニュースを伝える共通紙面となっている。僕…

視線の裏の気苦労に思いを馳せて

昔、といっても1年半前くらいだけど、サークルの先輩が「部内恋愛は良いよ」と言ってきたことがある。曰く「お互い事情が分かるから」と。報道という実務的な活動をしている都合上、新聞の入稿期には多忙を極めるし、なんだかんだで時間のやりくりには知恵…

大泣きする仲間たちと、泣けない僕

僕は女の人が泣いているのを見るのが苦手だ。と書くとキザなように見えるが、僕がどうすればいいかわからなくなってしまうだけのことである。 先日もそういう場面に際した。サークル旅行の宴会場で一部の女性陣が集団で大粒の涙を流していた。さすがに本人た…

遠くなり行く「青春」の幻影が交錯したとき

学生記者をやっているものだから、関西圏のあちこちの大学に行く機会がある。先日、とある大学へ赴き、監督として映画を製作した学生の話を聴いた。その学生は僕の高校の同期だった。同期どころか、報道部で一緒に活動していた仲間だった。上映会のあと、僕…

泥酔した男の実直さを眺めた話

先日、サークルの旅行で山陰を訪ねた。松江の旅館を拠点に、鳥取・米子・松江・出雲の名所を一通り回る旅だった。しかし、サークルの旅行なんてものはどこに行って何をするかが問題ではない。夜、どんな話をするかこそが学生風情の醍醐味である。旅館の1階…