また夢ンなるといけねえ

成績不振の大学生が書く、日記とかメディアの話とか。幾度となく開設しては閉鎖してを続けてきた我がブログ遍歴。今度は末永く続くように。

あいつの家は6弱じゃないって今更気付く

 報道サークル時代にとてもお世話になった先輩はよく、「場所」に対する特別な感情について考えて何らかの形でアウトプットしていた。浅学の僕には詳しいことは分からないけれど、この前の地震について考えると場所の記憶ってのは確かにあるなあと思う。

 震度6弱の市区が出てきた時、都心直撃とか、サークルで大学新聞を作っていたこともあり大学関係地直撃だな(当該市区には阪大、関大、立命館大などのキャンパスがある)とかいうことを直感的に考えた。その後に当然サークル時代の友人のことを心配するわけだが、真っ先に頭の中に出てきたのは特定の1人だった。

 実を言うとその彼の自宅は北摂地域には違いないが、震度6弱の市区でないことに後で気付いた。当該市区に住んでいる友人はたくさんいるが(その方々へ、すいません)、にもかかわらず烈震地外の彼を先に思い出したのは、よく彼のアパートへサークル連中と訪ねて飲み会をやったからだと思う。

 ワンルームで酒を持ち寄って、どんちゃん騒ぎとは言えない、学生にしては静かな飲み会だった。まだ夜の浅い時間はテレビゲームで盛り上がり(僕は疎いから見てるだけ)、深い時間になると訳のわからないしみったれた話をした。

 他のサークルメンバーの自宅で飲み会が開かれたこともあるが、僕は日程が合わなかったり金がなかったりで参加したことがない。北摂関係の知り合いはサークルメンバーしかいないので、場所の記憶とつながって鮮明に思い出されるのが彼だけだったということになる。地震で本棚やテレビが倒れている様子が想像できたが、本人曰く何の変化もないということである。

 まあ先輩が言っていた文脈の「特別な感情」とは違うとは思うが、僕にとっての「場所への特別な感情」が地震で浮き彫りになった一例である。

 今後北摂地域で天変地異が起きると、やはりしばらくは彼の家を北摂代表として思い出すことになるだろう。そんな形での記憶の蘇りは御免こうむりたいが。

産経が創刊85周年の別刷り特集

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 産経新聞20日に創刊85周年を迎え、朝刊の別刷り特集を発行しました。作詞家・プロデューサーの秋元康さんが「これからの時代に求められるメディア」をテーマに飯塚浩彦・産経新聞社社長と対談した内容が目玉でした。

 別刷りはブランケット判12面構成で、秋元さんと飯塚社長の対談は1、2面に掲載。他には創刊からの歩み(3面)、同社100歳時代プロジェクト会議の有識者らへのインタビュー集(5面)、東京オリンピックを前に再開発が進む都内各所と放送開始目前の高精細映像技術「4K」「8K」に関する特集(7面)、明治150年特集として維新の偉人伝(9面)、フェルメール展特集(11面)というラインアップです。

 たいていは創刊85周年の記念事業にからむものですが、7面の特集は創刊85周年との関連が紙面内で説明されていません。

 1面対談のリードでは「時代におもねらず、正しいと信じたことを伝える『モノを言う新聞』として歩んできた」としています。「正しいこと」ではなく「正しいと信じたこと」と書いたのには少しニヤリとしてしまいました。

 広告の掲載状況をまとめます。全面広告は鹿島(4面)、サラヤ(6面)、高松建設(8面)、フォーデイズ(10面)、大和ハウス工業(12面)。全5段広告は野村證券(1面)、サンケイビル(2面)、アパ日本再興財団(3面)、立正大学(5面)、BSフジ(7面)。9面と11面は「祝創刊85周年」と題して2段1/2広告を6本ずつ掲載。9面は大王製紙王子ネピア、東京紙パルプ交易、日本製紙クレシア中越パルプ工業丸住製紙の製紙関連6社。11面にはDICグラフィクス、富士フイルムグローバルグラフィクスシステムズ、東洋インキ、サカタインクス、コダックジャパン、冨士薬品工業のインク関連6社が出稿しました。

大阪震度6弱、18日付各紙夕刊は

 18日午前8時頃、大阪府北部で震度6弱を観測する地震があり亡くなる方も出る災害となってしまいました。地震の規模はマグニチュード6.1と「大地震」とは呼べないクラスでしたが、それでもこれだけ被害が出たことに驚いています。

 京阪神の各紙は同日付夕刊で大きく扱いました。

 以下、見出しの欄で「▽」で示したものは関連記事です。

1面見出し

◎朝日(4版)
大阪 震度6弱/9歳女児ら3人死亡/壁倒壊・火災 多数けが/鉄道網混乱 17万戸が停電
▽M6.1 大阪北部震源

◎毎日(4版)
大阪 震度6弱/M6.1 女児ら3人死亡/60人負傷 火災20件

◎読売(4版○)
大阪 震度6弱/3人死亡91人けが/M6.1 朝のラッシュ直撃
▽断層 近くに密集

◎産経(5版)
大阪 震度6弱/3人死亡、200人超けが/朝の通勤通学 直撃/政府、官邸に対策室
▽鉄道や空の便 混乱

◎日経(3版)
大阪で震度6弱/3人死亡、90人超けが/停電17万戸 交通乱れ/住宅・工場火災21件
▽企業活動にも影響/工場停止 百貨店、営業見合わせ
▽「人名第一に」首相が対応指示
日経平均一時200円超す下げ

◎京都(7版)
大阪北部で震度6弱/倒壊、下敷き 3人死亡/けが90人超 京都5強、滋賀5弱
▽京滋で11人けが
▽被害把握に政府「全力」

◎神戸(5版)
大阪 震度6弱/3人死亡、負傷者200人超/M6.1 大阪、兵庫17万戸停電
▽JR、私鉄交通網まひ
▽尼崎、西宮、伊丹5弱
▽県内主な震度

1面写真説明

◎朝日
列車から降りて駅へ向かう乗客たち=18日午前9時14分、大阪府高槻市、本社ヘリから、小川智撮影
女児が挟まれて死亡した寿栄小学校の塀=18日午前、大阪府高槻市、水野義則撮影

◎毎日
地震で停止した電車から線路に降り、歩いて移動する乗客=大阪市福島区で18日午前9時13分、加古信志撮影
プール横の壁が倒れ、女児が挟まれた小学校の現場=大阪府高槻市で18日午前11時6分、久保玲撮影

◎読売
緊急停車した電車を降り、線路脇を歩いてJR大阪駅まで移動する人たち(18日午前9時52分、大阪市北区で)=横山就平撮影
道路側に倒れたプールのブロック塀。9歳の女子児童が下敷きになった(18日午前10時54分、大阪府高槻市の市立寿栄小前で)=尾崎孝撮影

◎産経
停止した電車から降り、阪急宝塚線の線路を歩く人たち=18日午前10時58分、大阪府池田市
地震の影響で傾いた阪急茨木市駅の電光掲示板=18日午前10時18分、大阪府茨木市(渡辺恭晃撮影)

◎日経
線路を歩いてJR新大阪駅に向かう乗客(18日午前、大阪市淀川区

◎京都
地震で市立寿栄小学校のプールの壁が崩れた現場=18日午前10時22分、大阪府高槻市(ヘリから)
線路を歩いて最寄りの駅に向かうため、近鉄京都線の車両から降りる乗客(18日午前9時半、京都市伏見区

◎神戸
男性が下敷きになった民家の壁=18日、大阪市東淀川区

社会面見出し

①=第1社会面、②=第2社会面(毎日は総合面)、各面2本目まで記述。

◎朝日
①朝の大阪 揺れ直撃/死亡女児 崩れた塀の下敷き
②週明け 暮らし混乱/エレベーター閉じ込め

◎毎日
①登校中に烈震襲う/児童「友達下敷きに」
②通勤直撃 いつ動く/さらなる揺れに厳戒

◎読売
①直下型 都心混乱/電車急停車 閉じ込め
②倒壊 被害相次ぐ/登校中9歳 塀下敷き死亡

◎産経
①通勤通学 揺れ襲う/塀崩れ 女児巻き添え
②倒壊、停電閉じ込め/大阪で震度6は初観測

◎日経
①激しい揺れ 通学直撃/塀が倒壊 女児死亡
②有馬―高槻断層 震源か/「引き続き警戒を」気象庁

◎京都
①突きあげる揺れ 悲鳴/ブロック塀、横倒し
②通勤・通学直撃 被害次々/有馬高槻断層帯 関係か

◎神戸
①外壁下敷き 女児死亡/小学校脇 40メートル横倒し
②通勤ラッシュ 大混乱/電車内 閉じ込め相次ぐ

きょうも生きています #46 大阪北部地震の日を振り返る

 2限の授業に出るため月曜日はいつも午前8時ごろにスマートフォンのアラームが鳴る。月曜の授業はこの1コマのみで、多くは午後に大阪市内でアルバイト勤務に入る。6月18日もその予定だった。

 目が覚めたのは7時58分。瞬間の記憶が曖昧なのだが、うつ伏せで寝ることがまずない僕が、ベッドに腕立て伏せをするような体勢で揺れをしのごうとしていたので、おそらく小刻みな揺れに気付いて覚醒しとっさに体の表裏を反転させて起き上がろうとしたのだろうと思う。スマートフォンのエリアメールは、後で確認したところちゃんと届いていたのだが「ウー、ウー、ウー」という例のサイレンが聴こえた記憶がない。代わりに、パソコンに入れている「Kyoshin EEW Viewer」の警報音が鳴ったのは覚えている。

 揺れが収まりきらない間にドアを開けて廊下を渡り、両親と妹の寝室を見たが誰もいなかった。1階の居間から母親が声を掛けてきて、寝ぼけ眼に「はいはい」と応じた。その頃にはすでに揺れは消えていた。

 大学の報道サークルに1月まで身を置いていたので、後輩からもし記事のために揺れの記憶について聞かれてもいいように記憶を整理しようとした。小刻みな縦揺れの後に、横揺れが混じって大きくなった。揺れは30秒くらいか。体感震度は4――。すると居間のテレビのNHKから「七波全中」時のチャイムが流れ、とっさに「(震度)6行ったか」と声を出した。

 大阪北部で震度6弱の速報。地震自体には驚いたし大阪で見慣れない震度6の数字にも身構えたが、東日本大震災以降感覚が麻痺してしまったのか、大災害だという認識はその時点ではなかった。とりあえず鉄道は止まるだろう、大学は休講になるだろう、きょうのバイトはどうしようか、と考えた。自宅の堺はやはり震度4だった。

 午前8時5分、報道サークル時代の同期が参加するグループLINEに、安否確認の投稿。6弱を観測した市区には大阪大学関西大学も位置しているので、友人も多く住んでいる。皆素早く無事の返事。とりあえずひと安心。

 NHKはヘリを大阪の上空に飛ばす。思ったとおり大きな変化はない。まあそんなもんだよな、と思った。スマートフォンJR西日本運行情報アプリがプッシュ通知で近畿圏全線の運転見合わせを伝えてきた。ああこれで大学はないなと確信。一応教務情報システムを開こうとしたが、もともと予定されていたメンテナンスのため利用できず歯がゆい思いをする。9時過ぎになって休講を確認できた。

 NHKのヘリ空撮。大阪市西淀川区の火災を伝える。まあ朝の時間だしなあ。風が少し出てるから広がらなければいいがと思いながら見守る。とにかくシャワーを浴びてひげを剃ることにした。

 上がると、高槻で女児心肺停止の情報。プールで下敷きになったと言ってやはり空撮の映像がながれているのだが、最初はなんのことかよく分からなかった。倒れたブロック塀も、最初はちょうど川の土手のコンクリート堤防のように、垂直に立てられたプール外壁に対して斜めに作られた正常な壁だと勘違いした。あれがプール外壁の上に延長する形で立っていたものだと気付いたのは20分くらいしてからだと思う。

 女児死亡の報。悔やみきれないであろう極めて気の毒なニュースに、心が痛む。

 10時半頃、アルバイトへどう行くか検討する。地下鉄谷町線が早々に運転を再開したとのことなので、とりあえず天王寺まで出れば大丈夫と判断。阪堺電車が動いていたのでそれを利用することに決め、家を出た。バイトは午後2時からだが、通勤にどれくらい時間がかかるか分からないので11時には出た。

 地下鉄天満橋に到着したのが午後0時台。京阪シティモールは軒並み営業休止。スターバックスコーヒーだけやっていたので、ソイラテを注文しスマホアプリ「NHKらじる★らじる」でニュースを聴く。バイト先にLINEで天満橋着、出勤可能、シフトの時間まで待機、と伝える。

 午後1時50分、職場に入る。やはりというべきか、いつもより2倍ほど人がいるオフィス。挨拶すると「よく来れたねえ、どうやって来たの?」と問われ顛末を説明。地震時は大丈夫でしたかと互いに気遣い、仕事の状況を聴く。

 勤務は午後8時まで。ただ午後5時くらいには既に疲れが出始めた。そうか、無意識に気を張ってたんだろうなと思った。

 いつもよりやや忙しかったが、それでも平穏に仕事を終え退勤。帰宅した。

きょうも生きています #45

 ▽サッカーワールドカップアイスランド―アルゼンチン戦が素晴らしく今日、録画を再度見直すほどだった。岡田武史の解説も内容豊富でとても楽しい。岡田解説がもっと聴きたい。

 ▽カンテレの番組審議会ページ(外部リンク)を見ると4月の審議会で諮られたのが「報道ランナー」で、新実キャスターのツイートを問題視する意見もあった模様。ただ「自己愛が強く、幼稚だ」なんて言葉を本人も出席する場で浴びせるのは、審議委員側の見識こそ逆に問われるべきなのでは。彦根の警官射殺事件で被疑者の精神耗弱が疑われている旨のニュースで「通院歴を出せ」のような意見も出ていたが、事件2日後の時点でそこまで踏み込むのはあまりにも短絡的で無理解なのは当然のこと。どの審議委員が言ったかは分からないが、これでは制作側は報われない。

 ▽日中の群馬県南部の震度5弱。久しぶりにリアルタイムで緊急地震速報に接した。タイムラインで知ったのだが「J-RISQ地震情報」というサイト(外部リンク)が、推計震度地図とその震度の揺れにどのくらいの人口が遭遇したかを推計して発表していて興味深かった。

 (2018.6.17)

荻上チキSession-22 愛国ソング特集書き起こし 後編

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